ヒメジョオンで鮮やかな黄色の草木染めを楽しもう

草木染め

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この記事はこんな方に向けたものです
  • 草木染めで黄色に染めたい人
  • ヒメジョオンでの染め方が知りたい人

ヒメジョオンとは?

ヒメジョオンはキク科で北アメリカが原産の帰化植物です。6月から10月に道端などで見かけるあの白い花のこと。子供の頃は目玉焼きの花と呼んでいました。

よく似た花でハルジオンというのもありますが、花が咲く時期が4月から7月と少し違うのと、花びらが少しピンクっぽくひらひらというかふさふさとしています。

今回はヒメジョオンで染めていきます。驚くほど鮮やかな黄色に染まりますのでぜひお試しください。

ヒメジョオンで黄色の草木染めをしよう①準備するもの

  • ヒメジョオン (今回は60g)布と同量のヒメジョオンを準備
  • 布60g
  • ミョウバン 9g(布の15%の量にしたいので60×15%で計算)
  • 重曹 ひとつまみ
  • 大きめの鍋 2つ 私は愛用のホーロー鍋を使用。ステンレス製などもおすすめです。
  • 水 
  • 豆乳(成分無調整)
  • キッチン用手袋(手が荒れる可能性があるからしたほうがいいですよ)
  • 菜箸

おすすめ道具

焼きミョウバンはそんなにたくさん必要ないので、普段からよく使うのでなければこのくらいのサイズで十分です。私は今回こちらを使用しました。

キッチン用手袋はした方がいいです。日常では手袋を使うことはないですが、染める時は使うようにしています。

ミョウバン入りの液を使用したり、熱い布を絞ったり、体調が良くない時など染液でかぶれる可能性も考えられます。

最近はかわいい柄がついたのもあるので、探してみるとお気に入りのものがみつかりますよ。

豆乳は無調整のものを使用します。絹や化学繊維はそのままでも割と染まりやすいですが、染めたいものはだいたい綿のものだったりします。

Tシャツとかエコバッグとか靴下とか…。事前に豆乳につける下処理をするときれいに色が出るのですが、含まれる大豆の割合が無調整のほうが大きいです。

ヒメジョオンで黄色の草木染めをしよう②はじめにすること

布には染まりやすさがあります。染まりにくい綿などの布も染まりやすくなるように処理すれば色が入ります。

面倒に思えますが、この一手間がきれいな色に染めるためのポイントです。

①洗う

よく洗ってゴミやホコリをとっておきます。今まで使っていたものを染める時には中性洗剤も使ってしっかり洗ってから洗剤が残らないようによくすすいでください。

今回はさらしを染めたので水洗いのみにしました。よく絞っておいてください。

②豆乳につける(絹以外の布の場合)

①でよく洗った布を豆乳につけます。豆乳はそのままではなく豆乳1:水1の割合で薄めてから使用して下さい。

今回は豆乳250cc:水250cc使用しました。布がつかる量に調整して下さい。時間は1時間ほど。絞って乾かしてを2〜3回繰り返すと色ムラになりにくく失敗しないです。私は今回2回したのですが、足らなかったみたいで色ムラができてしまいました…。次回再チャレンジです。

ヒメジョオンで黄色の草木染めをしよう③染液づくり

いよいよ染液づくりです。ヒメジョオンは花の匂いがするからか虫がついてきやすいです。洗ってから使って下さい。

水2リットルにヒメジョオン60gを入れて火をつけて、沸騰してから20分ほど煮ます。水は厳密にこれくらいというよりも布が浸るほどあれば良いです。あまり水が多すぎると薄くなる気がします。

写真のように玉ねぎが入っているような袋や台所の三角コーナーで使うような不織布の袋に入れて煮出すと濾す作業をしなくても小さな葉や茎が取り除かれた染液が出来上がります。なければざるで濾すなどして下さい。

ヒメジョオンで黄色の草木染めをしよう④ミョウバン媒染液づくり

1リットルの水を沸騰させてからミョウバン9gを溶かします。その後布をつけてよく浸透させます。15分ほどしたら布を絞りましょう。

このミョウバン液は最後まで使用しますので、捨てずにそのままにして下さいね。

ヒメジョオンで黄色の草木染めをしよう⑤染めてみよう

染液に10分つけてから軽く絞ってミョウバンに10秒ほどつけて下さい。この時すでにかなり黄色に染まっていると思います。一度だけでもきれいなレモン色になっているのではないでしょうか。

染め終わったら色が出なくなるくらいよく水ですすいでから絞って干して下さい。

ヒメジョオンで黄色の草木染めをしよう⑥1回、2回、3回染める回数変えてみる

染めてはミョウバンにつけるという作業を繰り返すと色が濃くなります。左から1回目、2回目、3回目です。今回はなぜか3回目のほうが2回目より薄くなってしまいました。

写真よりもずっと鮮やかな黄色です。染めムラが気になりますしまだまだこれから咲く花なので、もう一度チャレンジしたいと思います。