媒染剤をつくってみよう

草木染め

この記事はPRを含んでいます

こんにちはこんばんはみこぴです。草木染めでよく使う媒染剤は購入しようとすると意外と値段が高いです。時間は少しかかりますが、自分でつくる方法がありますので、私は自分でできるだけつくるようにしています。

媒染剤っていったいなに?

媒染剤とは染色する際に染料を定着させる媒染に使う薬剤のことです。種類もいろいろありますが、草木染めによく使うのは鉄、アルミ、クロム、銅、みょうばんです。媒染剤の違いで、色に違いがでてくるので何を使うかでできあがりの色が変化します。

  • 鉄はグレーがかった濃いめの色に染め上がります
  • みょうばんは草木染めで抽出した液の色にかなり近い色みになります。黄色系や茶系が多い
  • アルミの色はみょうばんによく似ています(みょうばんをアルミとして使う例もあり)
  • クロムは抽出液より多少くすんだ感じになり、落ち着きのある色合いになります
  • 銅は緑っぽい色になります

セイタカアワダチソウに使ったみょうばん媒染液

みょうばん20gと100cc熱湯を準備します

  1. 100ccの熱湯の中にみょうばんをいれる
  2. よくかき混ぜて溶かして一晩放置(待てないときは湯せんで15分ほど)
  3. セイタカアワダチソウの色止めに染めたあと漬けおきに使う

鉄(銅)媒染剤

鉄の場合はくぎ、銅の場合はくぎや銅線、10円玉など50gほどを準備

水100ccと酢100ccも準備します

  1. くぎ(銅線10円玉など)を中性洗剤で洗う
  2. 熱したフライパンにくぎを入れて炒る
  3. 酢と水をフライパンへ投入
  4. 量が半分になるまで煮詰める
  5. 冷めたら入れものに入れて保管

くぎを塩水につけてさびさせてから入れる方法もあります