イチゴが高いから自分で栽培しよう

家庭菜園

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イチゴが好きです。甘くてジューシーでそのまま食べても練乳かけても、イチゴミルクにしてもいいしケーキに入っているのも好きです。でも高いんです。お腹いっぱい食べたい。子供の頃に家庭菜園で作っていたイチゴは美味しかったなぁという思い出が忘れられない私からの、イチゴ栽培のススメです。

この記事は次のような人向けです。

・イチゴが好き!

・イチゴをお腹いっぱい食べたい人

・自分でもイチゴ栽培がしてみたい人

・食にこだわりがある人(地産地消、低農薬など)

イチゴが食べたいけれど高いと感じるのはなぜか

イチゴが好きでたくさん食べたいけれど値段が高くてなかなか食べる機会がないんだよね。

どうしてこんなに値段が高いのかな?

元々は露地栽培で収穫は5月前後ですが、ハウス栽培が増えたことにより1年中いつでも美味しいイチゴが食べられるようになったことが一因です。

ハウス栽培をするということは、人工的に季節をつくったり温度や湿度を一定に保ち日照量も調節することが必要になることから、栽培にかかるコストが増加します。

逆に自然栽培のものが多くなる春(旬)にはイチゴの価格は安くなる傾向があります

品種もかつての30種ほどから現在は300種以上と増えています。最近では各地のイチゴがブランドいちごとして販売されていますよね。

こうした品種改良の開発にもコストは反映されるので、イチゴは高額になりやすいと言えます。


イチゴ狩りも同様に、ハウスで栽培されたものを楽しむことや大量に品質の良いものを楽しんでもらうための努力があるため、やはり価格に反映し高くなるものと考えられます。


また、いつもならすでに今の時期にはイチゴ狩りが始まりつつあります。しかし、今年のイチゴ狩りはコロナ下で開催されなかったり、規模を縮小するアナウンスも見かけます。

おうち時間が増えた今、自分でイチゴを栽培しよう

お家時間も増えたし、自分が好きなイチゴを選んでイチゴ栽培やってみようかな。

買うのとどっちがお得なんだろう?

イチゴは1パック500円くらいから(地元のスーパーで欲しくてみるけれど高い)、イチゴ狩りも1回2,000円くらいからなので食べられる量も考えると結構高額です。

でも、自分でつくれば1苗200円くらいからです。成長する楽しみもあり、イチゴ狩りもできます。

何より自分で育てたと思えば食べるのがちょっともったいないくらいの付加価値付きで、美味しさも倍増!傷みやすいイチゴも一気に収穫せず、都度収穫すればいいのです。


また、低農薬にこだわりをもっていて、普段の買い物から気をつけている人にもオススメです。自分でつくるのであれば農薬を使う使わないが選択できます

もし農薬を使うとしてもその種類を選ぶことができるので安心して食べられます。

つくるのに大きな畑は必要ありません

ふくろ栽培

イチゴといえばいちご狩りで見かけるようなハウス栽培や、畑に畝をつくって植えてあるのを思い浮かべるんだけれどやっぱり畑を借りたりしないとできないのかな?

イチゴだけじゃないですが、何かを栽培するのには大きな土地がないとできないと思う人が意外と多いです。

うちはアパートなのでできないとか、マンションのベランダじゃ無理だろうとか気にする必要はありません。イチゴは少ないスペースでも大丈夫です。実家では鉢植えにつくっています。

ガーデニングが好きな人のお家ではおしゃれなポットにつくっていたりします。

でも、実はなんだったら鉢もポットもプランターもなくたってつくれます。ーそれはイチゴの栽培用の土が入った袋をそのまま使っちゃうのです!すごいびっくりですが、この方法でもちゃんとイチゴはできます。

つくってみたいが、でもイチゴ栽培ってなんだかんだ難しいんでしょ?

家でもできそうなのは分かったけれどイチゴ栽培って難しくない?

自分みたいな初心者でもできるのかな。

なんでもそうですが、難しいから自分にはできそうにないと言われることがあります。

すぐに枯らしてしまうとか、収穫できないとか。確かに自分で栽培するとなると100%大成功!は初めは難しいかもしれません。

でも、ポイントをしっかり押さえてイチゴのことをよく見てあげれば、イチゴの収穫は可能だと思います。

思うに多くは、過保護にしすぎたか放置しすぎての失敗ではないでしょうか。イチゴのことをよく見てあげることができれば大丈夫です。

土は野菜用でもいいのか?イチゴ専用の土がいいのか?

今年はこの土を使用してます

ホームセンターに行ったら野菜用の土とイチゴ専用の土が売られてたんだよね。野菜用の方がいっぱい入っていて安いんだけど、これじゃダメ?

どちらでもいいと言われていますが、イチゴ栽培にチャレンジしようという初心者の人はイチゴ専用の土が間違いないです。

イチゴに特化して配合を考えた専用の土は、イチゴの栽培に必要な通気性や排水性が良くなるように考えられていたり、浅く植えるイチゴの根を痛めにくいように徐々に肥料の効果を発揮してくれたりとイチゴ栽培をフォローしてくれます。

購入するときに苗の品種が多くて何がいいのか分からない

品種が多すぎてよく分からない!結局どれがいいんだろう?

初心者にオススメはどれかな?

どれがいいのか、どのような苗がいい苗なのか分からないというのは家庭菜園あるあるです。私も毎回悩みます。

イチゴの品種に関しては好きな品種があればそれを選べば間違いないですが、イチゴがかかりやすい”うどんこ病”に強い「宝交早生ほうこうわせや、狭い場所での栽培にも向いていてよく聞く品種「とよのか」などの一般的にホームセンターで見かける苗を選ぶのが良いです。これらは昔からの品種で、現在スーパーの苺コーナーではあまり見かけなくなってきているようですが、初心者にはオススメです。

分からない時は思い切ってホームセンターの店員さんに相談するといっぱい教えてくれますよ。

農薬をあまり使いたくないけれどどうすればいいのか

残留農薬って最近耳にすることがあるからイチゴの農薬も気になっています。

農薬をあまり使わないでイチゴ栽培できるのならやってみたいな。

残留農薬が多いと言われるイチゴの農薬を心配する人も多いと思います。イチゴは無農薬での栽培が非常に難しいと言われるものの一つです

しかし、全部とまではいかなくても食物由来のものにしてみたり、こまめに状態をチェックしたり、はたまた虫と協力する方法などで減らすことはできそうです


ちなみに農薬を使わない庭づくりが気になっている人へは「虫といっしょに庭づくり-オーガニック・ガーデン・ハンドブック-」や「農薬に頼らずつくる-虫といっしょに家庭菜園-」などの本を読んでみて欲しいです。

イチゴ栽培はメリットがいっぱい

イチゴ栽培は初心者でも思ったよりも気軽にはじめることができて、その過程はとても楽しいです。そして、いちご狩りが家庭でも楽しめることも魅力です。お腹いっぱい食べることができたら大満足の結果ですが、ハプニングもあると思います。なんにしてもイチゴ栽培で充実したお家時間になると思うのでぜひイチゴを栽培してみてください!