ただの穴と言わないで「岩坪」

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出雲国風土記に「なめしいわ」として記されている史跡があります。その名も「岩坪」と言います。直径50〜250cm、深さが20〜140cmの大小5つの甌穴(おうけつ)です。

伝説ではここで大国主命の奥さんの須勢理姫命が産湯に使ったという話もあります。

甌穴とは?

河底や河岸の岩面にできる円形の鍋状の穴のことで、ポットホールだとかかめ穴ともいわれるそうです。

岩にこういう穴ができる理由としては、水流により砂粒などが穴の中に入ったものが流れにのって回転し、長い年月をかけて岩にくぼみをつくっていくと考えられているようです。

それにしても、最初に穴が開くような弱い部分が削れていくこと自体、かなりの時間を要したと思われるので、まったくどれだけの時間がかかったことなのかと考えるとものすごいことだと分かります。

が、これを知らないで現地に行くとたぶん、なんでこの穴開いているところがすごいのか??となることでしょう。

日本には色々な場所にこういった穴があるようです。自由に旅行ができる日が来たら、また行ってみたいなと思いました。

岩坪には岩坪明神や看板もあります

この岩坪明神の右手から下に降りていけるようになっています。しかしちょうど行った日にはそのに蜂がブンブン飛んでいて危なかったため降りることは断念しました。

降りる時は気をつけて行ってみてくださいね。