この季節になるとたくさん庭や道端に落ちているサザンカの花びら。
その花びらを使ったらかわいいピンクの色に染まりましたので、その方法を書き留めました。
サザンカとは
サザンカはツバキ科ツバキ属の低木です。ツバキとそっくりとよく言われ、見分けが難しいです。
1番見分けやすいのは花が散るときで、花びらが落ちるのがサザンカ、花ごとそのままの形で落ちるのがツバキです。
その他の見分け方もありますが、2つを並べて比べないと分かりにくい特徴が多いです。
サザンカ65gで糸がひとかせ、お弁当のカバン1つ分
本来であればきちんと計って染めるのでしょうが、自宅で趣味でやっていることなので、かなりアバウトです。
65gのサザンカで染めたのは刺し子用の糸がひとかせと、お弁当が入るサイズのカバン一つです。
やり方はとても簡単。今回は染物だけど火も使わないから、子供と一緒にやってみてもいいかもしれません。
染液づくり
染液はみかんや玉ねぎが入っているネットでつくると後片付けが楽になります。
めんどくさい手順があると嫌になってしまうので、なるべく簡単にできるようにすると楽しめますよ。
サザンカの花びらを水につける
サザンカの花びらをネットに入れたら花びらがかぶるくらいの水を入れます。ボウルでもバケツでもなんでもいいです。
酢またはクエン酸を入れる
酢が手に入りやすいと思うので酢だったらコップに1杯くらい、クエン酸だったら1/4カップくらいを一緒にいれます。
花びらをつぶすようにもむ
しばらくもみます。少しピンクの色素がでてくるくらい。
変化がなければ酢やクエン酸をもう少し足します。
そのまま12時間から24時間放置
そのまま置いておくときれいなピンクの染液ができます。
ここまででサザンカの花びらは取り出します。もったいないからしっかりしぼります。
染めたいものを軽く湯通ししてつける
布や糸を軽く湯通ししてしぼり、染液につけます。12時間くらいつけおきます。
しっかり水洗いして陰干しする
しっかり洗って水に色がつかないくらいになったら軽くしぼって陰干しします。
今回は色止めは特にしませんでした。
乾くと色が変わります
濡れている時と、乾いた時とはやはり色が変わります。思った色にならないこともありますが、今回はかわいいピンクの色になりました。
今度は染めた糸で刺し子をしたいなと思ってます。どんな模様が似合うか考えるのが楽しいです。
簡単に染め物ができるので、良かったらお試しください。