平城宮跡がわからなかった私が、急に楽しくなったきっかけ

歴史に寄り道

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「歴史が好き」「観光が好き」「博物館もなんか好き」…でも見ても実際のところよくわからない。なんかすごいのはわかるんだけどどこ見たらいいの?ということありませんか?
写真も「このあたりがいいかな」と思って撮るんだけれど、帰ってみたらガイド本にここがおすすめってぜんぜん違うところが書いてあって、私そこは見てないかも…。とか。
私もなんだか好きなんだけれど、よくわからない。せっかく来たからめいっぱい楽しみたいんだけれど、みんなどこを見てるんだろう?って思ってました。

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何度行ってもピンとこなかった平城宮跡

生まれも育ちも島根県出雲地方。歴史あるものに触れる機会が昔から多かったです。
歴史にちなんだものが好きな私が高校を卒業して、奈良にある学校に入学したことから「奈良もなんだか好き」となりました。

その頃学校が終わって散歩するのは近所にあった平城宮跡でした。今のような復元された建物は建っていなくて、ただの野原に転々と柱跡と分かるように植えられたツゲの木が見えるだけ。
その後門が復元されて、見学に行ってもなんだかピンとこず。「大きいな~この門。これが建ってたのかあ」という感じでした。

さらに学校では、その年の正倉院展に行ってレポートを書くという課題もありました。分からないなりに一生懸命見て、調べて提出はしましたが、しっくりとこず。
「すごいのはなんだかわかるんだ」「1000年以上も前のものがこんな風に残ってるのなんてびっくり」「この色と模様どうやってるんだろう?」と思いはするもののそれ以上考えることもありませんでした。

水族館で気がついたこと

あるとき夫と行く水族館は、一人で見るよりも楽しいということに気がつきました。
そもそも私は派手なショーがあるような水族館は興味深く見ていたのですが、どちらかというと地味な印象の、地元の河川の展示がしてある水族館はじっくり見てもあまりよくわからなかったのです。

しかし、水族の学芸員である夫と行くと、そんな河川の展示だけの水族館がとてもおもしろく感じるから不思議です。分からなくて聞くと魚の名前や、特徴や、展示についての解説が聞けて、途端に身近に思えるのです。
最近では、むしろ地域の生きものが展示・解説してある場所のほうがおもしろく感じるようになりましたし、分からない時にどこを調べたらヒントがつかめるか分かるようにもなってきました。

こんな感じで、知っている人が一緒にいると見えてくるものが変わります。見方が分かるとこんなにもおもしろいんだと気がつきました。

講座に参加したら?だらけになった

ある時、平城宮跡歴史公園で開催されている歴史講座に行ってみることにしました。
この時は「東大寺の建物」に関する話でした。
少し前に東大寺に行ったばかりで、この話を聞いたらもっと楽しめるかなと思って参加を決めました。
歴史は好きだし、日本のことだしある程度はわかるだろうと思って参加してみたものの、「組物」「裳階」「シビ」など聞いたことがあるようなないような、どの部分をさすものかなぞな言葉が次々とでてきました。
他の参加者の人たちはうなずいたり「ほう」と言ったりと完全に理解している様子…。
途中で「このことか!」と思ったのもつかの間、また分からない言葉が出てきてメモをとるという、久しぶりに頭が?でいっぱいになるような時間を過ごしました。

家に帰って調べてみた

とても刺激を受けた私は、帰ってすぐに調べ始め、少しずつ話の内容がつかめてきました。
少しずつつながってくる建物を構成する各部分の名前と役割とに「すごーい!おもしろい!」となり、しばらく夢中で調べる日々となりました。

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また平城宮跡に行ってみた

一カ月ほどして、また平城宮跡に行ってみました。
すると前回の学習の効果がここで発揮されました。
今まで見えていなかった建物を構成する部分が分かってきたのです。
これが「組物か!」ここは「掘立柱」ということは…。という具合にです。
まさに天空の城ラピュタでムスカが「読める、読めるぞ!」と興奮気味に言っていたかのように「わかる、わかるぞ!」という気持ちで感動です。

知ると、また行きたくなる

知れば知るほどおもしろいとはこのことで、分からなかったことが分かるようになると確かめたくもなりますし、そこでまた分からなかったり新たな情報を得てさらに勉強したりもします。
どんな分野でも、この「おもしろい」と思う気持ちが人を動かすんでしょうね。

今回、現地の資料館で展示を見ていたら「この棒はなにか知ってる?」とボランティアの人にとつぜん話しかけられ(私はなぜか声をかけられやすい)ました。
その棒はなんとトイレットペーパーの代わりに使った棒だったというのです。「お尻痛そうですね…。」という話をして帰ったのですが、こんな風にまだ知らないものがきっとたくさんあるはず。

このカテゴリ「歴史に寄り道」について

歴史が得意じゃなくても大丈夫。歴史って経過した時間の流れの結果だからきっとおもしろいと感じることがたくさんあるはずです。
知ると楽しくなる入り口を一緒に寄り道できたらいいなと思います。