縁結びで有名な出雲大社ですが、その参拝方法がいくつかあるのは知っていましたか?今日はその一つである御砂を授かりお守りにする方法を紹介します。
このルートで行く時はジップロックやタッパーなどの入れ物と、砂をすくうためのスプーンなどがあると便利です。
出雲大社の御砂とは?
出雲大社の中でも最大のパワースポットと言われる素鵞社(ソガノヤシロ)には、社の床下に木箱が入った砂が置いてあります。この砂が出雲大社の御砂と呼ばれています。
持ち帰りお守りにして肌身離さず持ち歩いたり、家の四角に撒いたり、農作物がよく育つように畑に撒いたりしてご利益を授かるという方法が知られています。
素鵞社とは
八岐大蛇退治で有名なスサノオノミコトが祀られています。素鵞社の奥には八雲山がそびえているのですが、こちらは一般の人が入ることが出来ない場所となっています。しかし素鵞社の裏にまわると八雲山の岩に触れることが出来ます。ここが一番のパワースポットとも言われていますので、ぜひ裏手までまわってみてください。
出雲大社を参拝して御砂をもらう方法
社の床下の木箱の砂がご利益があるお清めの砂と言われていますが、ただ持ち帰るだけではダメです。ここでは事前に出雲大社から少し離れた場所にある稲佐の浜から持ち運んできた自分の砂と引き換えに御砂をいただくようになるのです。
また自分が持ってきた砂よりも多くいただくことはせず、同じか少なくいただくのがマナーとなっています。
それから社の奥と横の2カ所に木箱が設置されています。どちらでも良いようですが、奥までまわる方は少なかったです。私は今回八雲山の岩に触れたいこともあり奥から砂をいただいて帰りました。
ちなみに、奥にまわる際は後ろを決して振り向かないことと言われています。(どういう言われかわかりませんが)
稲佐の浜に向かって勢溜からスタート!
今回のルートでは勢溜の大鳥居の前の道から行きます。ここから西(写真左)に向かって行くと稲佐の浜に続きます。
ファミリーマートが目印の神迎の道入口。ここからは細い道に続いて行きます。途中美味しいと有名なお蕎麦やさんが並びますのでお腹が空いたら腹ごしらえしませんか?時間帯によっては人気店では並ぶようになりますが、おしゃべりしながら待つのも楽しいです。
稲佐の浜まで神迎の道を歩いてみよう
稲佐の浜に続く神迎の道は、神在月には神迎祭(カミムカエサイ)という神事が行われます。神々が浜からこの道を通って勢溜(セイダマリ)の方から出雲大社にお入りになると言われています。
神様が通る道を通って御砂をもらうのが一番ご利益がありそうですよ。
神迎の道にある目印
神迎の道には通りに面した場所に竹筒に飾られた一輪挿しがみられます。
これはこの地域に伝わる潮汲みという習わしに使われている竹筒です。月の初めやお祓いなどの為に早朝に稲佐の浜で海水を汲んで、出雲大社を参拝して持ち帰るというものです。
この一輪挿しが点々と見かけられるので目印に進むと道に迷いにくいです。
途中荒木屋さんというお蕎麦屋さんを通過します。山陰合同銀行大社出張所と出雲そばかねやさんがあるのですが、ちょっと道が分かりにくいかもしれません。正解は曲がらずにまっすぐかねやさんの横を通る道を行くです。
しばらく行くと手錢記念館というところが見えます。
この四つ角もまっすぐ西です。ここもちょっと分かりにくいかも。
ここまできたら稲佐の浜まではあと少しです。石灯籠が見えたらここで右(北)に曲ってください。
大きな通りに出たら左(西)へ。信号があるので横断歩道を渡りましょう。
稲佐の浜に到着です。ここでは弁天さん(豊玉毘古命)をお祀りしてあります。手前に賽銭箱が設置されているのでこちらを目印にどうぞ。弁天さんでお参りをして、砂をいただいてから来た道を戻りましょう。
参拝の順路には関係しませんので、来た道ではなく大通りをまっすぐ行ってもOKですよ。出雲大社勢溜大鳥居に続いています。
どのお守り袋にする?かわいいお守り袋もおすすめです
御砂を入れるかわいいお守り袋が神門通りのお店で売られています。写真は神門通りにあるめのやさんのものです。自分だけのお守り袋がつくれるなんて素敵ですよね。
御砂を入れるのにちょうど良い透明の袋もつけてもらえました。
ハンドメイド好きにオススメなのがお守り袋の手作りです!キットには、①お守り生地、②打ち紐用の紐、③作り方説明書、④願い事を書く紙の4点が入っています。全部で6種類ありますが、人気の柄は在庫が少なめのようです。
出雲大社のパワーをもらえて周辺も探索できる御砂を授かる参拝コースもぜひ行ってみてくださいね!