観光するときにはやっぱり目的があるといいですよね。楽しみ方はいろいろですが今回は御城印あつめとハート探しでご縁パワーアップの旅をご紹介します。
松江城で御城印を手に入れよう

島根県に観光に行ったら、松江城に行く機会があるかもしれません。そんな時に写真を撮ったり見学するだけではなく、記念になる御城印収集をおすすめしたいと思います。
旅の目的は「御城印」+恋の石探し
松江城に行く際に何を見たらいいのかわからない…。そんな人には「縁結び」で有名な地ならではの恋のハートマーク探しをしてみることをおすすめします。さらに訪れた記念になる御城印集めをすれば、振り返りにもぴったりですよ。
御城印って何?人気の理由とは
「城攻め」「お城女子」などお城大好きな人たちがじわじわと増えている中、御朱印ならぬ御城印集めができる場所が増えています。
御城印とはお城を訪れた際の登城記念の証です。そのお城や関連する人物などの情報が書かれた紙で、御朱印を参考にされています。しかし多くが書置きでその場で書いてもらう御朱印とは少し違っています。
御城印自体は2、30年前からあるそうですが、こんなにもいろいろな場所で手に入れることができるようになったのは比較的最近ではないでしょうか。また、関連書籍も以前はほとんどありませんでしたが、今ではたくさん並んでいるのを見かけるようになりました。
そして人気の理由もいろいろあるとは思いますが、推しの武将がいる人やお城大好きな人だけでなく、御城印が手軽にいろいろな場所で手に入る記念スタンプのような存在という側面もあります。
実際、私も以前松江城付近の自販機で手に入れた御城印(古城院)を持っています。武将が話すという自販機でした。おもしろいですよね。
松江城の御城印、実は何度か新しいデザインがでています

御城印は何周年記念などの節目の際や場所によっては毎年デザインが変わるなど、いつも同じものではありません。
松江城は2018年から御城印を発売しました。しかし松江城の御城印もずっと変わらず同じデザインではなく、新しいデザインが出るとニュースになっています。
私が持っているのはこんな御城印
私がもっているのは松江開府の祖・堀尾吉晴の従兄弟である堀尾但馬の文字に松平家、堀尾家、京極家と歴代藩主の家紋が入ったもの(通常版)と、島根の観光キャラクターしまねっこのものの2種類です。
デザインは公式HPやSNSでチェック
このようにデザインは行くタイミングで変わったり、新しいデザインが発売されるため公式HPやSNSでチェックしてから行くことをおすすめします。今回も、ゴールデンウィークに限定デザインが発売されていました。私も買いに行きたかったな。
松江城近辺で手に入る御城印の情報はこちら(松江観光協会HP)
知らずに逃した…「松江城オリジナル特別御城印帳」
御城印を集めたらお気に入りの御城印帳にファイリングすると後から見返せていい記念になります。現地で購入したり、通販で購入することができます。
今回「松江城オリジナル特別御城印帳」が新たに松江城の観光案内所で発売になりました(特別御城印つき)。情報をよく見ずに出かけたせいで案内所までは行ったのに気がつけなかった…。
詳しくはこちら(松江城HP)
国宝・松江城の魅力をざっくり紹介

松江城は別名千鳥城とも呼ばれ、千鳥が羽を広げたような屋根だからという説や、築城当時は千鳥破風という屋根の装飾があったからだという説があるお城です。
現存12天守のひとつ、国宝に指定された城
松江城は現存12天守のひとつで、山陰地方に現存するただひとつの天守です。(現存天守は江戸時代、またはそれ以前に建てられ現在まで保存されているものをいいます。)
松江城は姫路城や彦根城などと同じく近世城郭最盛期を代表する天守として国宝に指定されています。
また実践的なつくりをしている城で、お城を攻略する目線で見て歩くのもおすすめです。至るところに工夫がされていて、よくできているなと思わされます。
松江城の外観はどんな感じ?
松江城の外観は黒くどっしりとした雰囲気です。4重5階で高さは12天守中3番目、広さも12天守中2番目で大き目な天守です。派手な感じではないですが、かっこいい天守です。
松江城は”恋のパワースポット”でもある!

松江城にはハート型の石垣や柱の木目があります。これが縁結びに効果がある!と話題になりました。以前はハートがあるという口コミだけだったように思うのですが、現在ハート探しに迷ったら天守入口のところでチラシをもらうこともできます。
ハートの石垣はどこにある?探し方のヒント

ハートの石垣は観光案内所からまっすぐ上がる「本坂」の左手にある石垣の途中にあります。立ち止まって見たり写真を撮る人もいるため人が多いときはわかりやすいかもしれません。
天守内の「ハートの柱」も話題!

天守内のハートの柱は1階にあります。ちょっとわかりにくいかもしれないので、入り口でチラシをもらったほうが良いかもしれません。
そのほかの場所でもハートがあった!という報告をいろいろ見るので探してみるのも楽しそうですね。
100名城スタンプもゲット!

日本城郭協会がお城巡りの手がかりとして定めた100名城(現在は続100名城もあり)に設置されているスタンプをスタンプ帳に押していくというスタンプラリーもおすすめです。
自分の好きなスタンプ帳に集めるのもありですが、公式スタンプ帳にスタンプを集めて全部集めて送ると登録順位を入れて返してもらえたり、HPに名前を発表してもらえます。全部のお城に行くのはなかなか大変だと思いますが、のんびり集めています。
ちなみにこの本はスタンプ帳だけではなくガイドブックです。見どころなどが簡単に紹介されていて、スタンプ設置場所も書いてあるので重宝します。
私は日本100名城と続日本100名城と別々になっているガイドブックを持っているのですが、近くでも100名城と続100名城とに行くときは2冊持って出かけないといけなくてちょっと不便です。全部一緒だと1冊あればいいからこっちのほうがよかったかも。
設置場所と押すときのポイント
松江城の設置場所は天守内の入り口受付です。他のスタンプも置いてあると思うので、スタンプ帳やメモ帳などもあると便利です。押すときは本をしっかり開いて押してください。またすぐに閉じてしまうと向かいのページにインクがつくので、紙をはさんだり乾くまで待ったほうが後でがっかりとならないです。
御城印とスタンプのダブル収集が楽しい
御城印とスタンプと両方集めていくのは収集するのが好きな人にはとっても楽しいと思います。旅ノートに残すのが好きな人などにも刺さるのではないでしょうか。
御城印ファンにおすすめ!松江城周辺スポット

御城印を手に入れたら、松江の城下町を見て歩きませんか?松江城周辺は歩いて一周すると武家屋敷や歴史館などもあって歴史を感じることができます。
また、松江は京都や金沢と並びお茶処として知られています。お茶をたてて飲めるところもありますし、手軽に抹茶味を楽しむこともできるので食べ歩きもおすすめです。
収集好きな人にはマンホールカードや城カードもおすすめ
下水道広報プラットホーム(GKP)が下水道のことをもっと知ってもらうために発行している「ご当地マンホールカード」は全国各地で配られています。松江でも配布されていて「松江堀川地ビール館」でガンダムのマンホールカードがもらえます。敷地内にはガンダムのマンホールが設置されているので、写真撮影も一緒にできます。
また、御城印と同じように「城カード」も現地で販売されています。お城がきれいに見える角度で撮られているのでお土産にもぴったりです。通信販売では買えないので収集好きな人は旅の目的としてもおすすめです。
小泉八雲記念館で歴史に触れる時間も◎
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)といえば「怪談」だと思うのですが、八雲の生涯や使用していた道具のほかに八雲の著書や関連本を集めたライブラリー、グッズやミュージアムショップがある小泉八雲記念館を訪れるのもおすすめです。
2025年秋からの連続テレビ小説では、小泉八雲と奥さんのセツの話がはじまります。ゆかりの場所なども周辺にあるのでこれからにぎやかになるのかな?と思っています。
松江城の御城印は一期一会、見逃し厳禁!
松江城の御城印はホームページを見るとわかるのですが、時々期間限定や枚数限定のような御城印が出ています。特別なデザインも出ることがあるので、松江城に行く前にぜひHPやSNSのチェックを忘れずに!
堀川遊覧船の船頭さんや、歴史案内人の人の案内、歴史館や書籍で事前学習をしてから松江城を訪れると今まで以上に楽しめるはず。知っている人の案内を聞くのは本当におもしろいですよね。