11月は神在月でしたね。この後は年末年始もあるので出雲大社に旅行する人も増えるのではないでしょうか。出雲大社に行ったら買って帰りたいお土産をお土産やさんで見てきたので、参考にしてもらえたら嬉しいです。出雲大社に行ったけど買い忘れたって人もいるかもしれません。行かなくても買える商品もあるのでぜひみてみてください。
出雲大社に行ったら買おう!お土産その1:「えすこ」のうさぎグッズ
出雲大社の境内にはたくさんのうさぎがいます。神話「因幡の白兎」のうさぎにちなんでいます。因幡の白兎に登場したうさぎは、大国主命と八上姫の縁結びをしてくれました。
大国主命と八上姫の2人のようにうさぎが縁結びのキューピッドになってくれますようにという願いをこめて自分や身近な人のお土産にうさぎグッズはおすすめです。
このうさぎグッズは出雲大社や空港、出雲市駅などいろいろな場所でみかけますが、お土産を取り扱いされているえすこ(店名)でしか購入できない商品が人気です。店名のえすこも地元の言葉でえすこ=いい具合(ほかに言いかえるならいい感じ、いい塩梅みたいな意味)からつけられています。けっこうなんでにでも使える万能な言葉です。
えすこ日常会話
「あんたえすこにしとったかね」「うん」(「あんた元気だった?」「うん」みたいな会話。おばあちゃんによく聞かれました。)
「この服似合うかな?」「えすこだよ」(この服似合う?に対しての返事は「いい感じだと思うよ」というニュアンス)
えすこ使ってみてね。
うさぎのおみくじ
えすこでしか購入できない商品、その一つがうさぎのおみくじです。白、ピンク、黒の3色が販売されていて全色欲しくなります。陳列されているのを見ていると、家に帰ってからも並べて飾ったらぜったいかわいいと迷います。その中からこれだと思ううさぎを選んで備え付けの袋に入れてお会計をするようになっています。私は今回かなり迷って白いうさぎを連れて帰りました。うさぎは1つ660円です。全色買っても1,980円だから3つセット品を購入してもいいかもしれません。
ちなみに中のおみくじもかわいいですよ。出雲地方の方言で書かれています。みなさん解読できるのでしょうか…。けっこう訛ってる出雲弁は地元民でももう使わないかも。
出雲縁結びふきん
もう一つ出雲縁結びふきんもえすこ限定です。私の好きなお店、奈良にある中川政七商店のコラボ商品です。いろいろな観光地でご当地中川政七商店コラボふきんを見かけるのですが、出雲大社にもありました!
うさぎとハートやうさぎとサメなどかわいいふきんです。デザインはこのほかにもう一種類出雲にちなんだ商品とうさぎが描かれた柄もあります。ふきんはいくつあっても困らないと思います。お値段もお手頃な660円ですので配る用のお土産にもおすすめです。
出雲大社に行ったら買おう!お土産2:出雲大社縁むすびの糸
これはお土産といっていいのかわかりませんが、出雲大社でお守りなどと同じ場所でいただくものになります。縁結びの神様にお参りして、よい縁(恋だけではなく、友情や開運などもすべて)を授かりますようにという糸です。
「自分だけでなく知人にもお領けください」と説明にもあるので、出雲大社に参拝できなかった人にお土産としてというのもいいのではないでしょうか。この場合、そのままあげるよりもシェアしてみんなで使うのが良いのかもしれません。
出雲大社に行ったら買おう!お土産3:うさぎの藻塩
藻塩って知っていますか?ふつうの海水からつくる白い塩ではなくて、海藻エキスも入った色付きの塩です。ミネラルがたくさん入っているそうで、ただしょっぱいだけでなくまろやかな塩の旨味を感じます。私は天ぷらに天つゆの代わりにつけてたべるのが好きですが、おにぎりにしたり、焼き魚にかけてもおいしいです。
出雲大社周辺には「うさぎの藻塩」という商品がいろいろと販売されています。出雲大社のうさぎにちなんだ商品ともうひとつ、出雲大社の向こう側(日本海側)にある「鵜鷺(うさぎ)」という地区でつくられたお塩もうさぎの藻塩として販売されています。兎と鵜鷺で迷っちゃいますね。
ちなみに出雲大社から峠をこえた日本海側は漁師町が多いです。有名な十六島海苔(うっぷるいのり)も十六島という風土記にも出てくる日本海側の場所の海苔です。そういうわけで、うさぎの藻塩はたくさんの種類がありますがどれも昔ながらの製法でつくられたおいしいお塩ですので、お土産にぜひどうぞ。
出雲大社に行ったら買おう!お土産4:さしみ醤油
日本海側は海産物を推している場所が多いです。島根県も例外ではありません。旅行に来たらきっとお刺身食べることが多いと思います。サザエやカニやのどぐろを食べるために来たりするのかな?と思うのですが、そんな時にお醤油がなんだか普段のものと違うと気づくかもしれません。
地元のお店であればほぼ100%刺身にはさしみ醤油がついてくると思います。ちょっとどろっとした甘めのお醤油です。よく山口から九州地方では甘い醤油が食べられると聞くのですが、ここ島根も甘いお醤油派なんです。それこそたくさんの種類のさしみ醤油が販売されていて、それぞれの家庭で好きなメーカーがあったりします。
「さしみ醤油はさいしこみ醤油」
普通の醤油とは違い、一度醤油をつくってそれをもう一度仕込んでつくる長期熟成の醤油です。
商品の欄にもさいしこみと書いてあると思います。刺身醤油やたまり醤油とはまた違った味わいといえます。
このさしみ醤油は刺身があんまり好きでない人もおいしく食べられるようになることがあるらしいです。私は引っ越ししてからさしみ醤油を探し回りましたが、島根の醤油は基本的に島根でないと販売していないんですね。かろうじて通販にあってよかった。
ちなみにさしみ醤油は、刺身以外でも使います。出来上がった食べ物にかけるのはこのさしみ醤油です。ソースと醤油を使う場面ではだいたい使います。ただ、逆に料理するときの調味料としては使用しません。濃口醤油をふつうに使うので、さしみ醤油はおすすめしません。
たまごかけご飯にかけるのもおいしいですが、たまごかけご飯用の醤油が販売されているので、そちらもおすすめです。
出雲大社に行ったら買おう!お土産5:出西しょうが
出雲大社に行ったら買いたい商品に出西(しゅっさい)しょうががあります。出雲にある出西地区でのみ育つという生姜です。なんでも同じ種を植えても出西以外では普通の生姜になってしまうとか。
そして、生姜といえば冷え性の人に人気があるのでこれからの時期にぴったりだと思います。
出西の生姜は一般的に見かける生姜とは少し違うところがあります。生姜の株が小さくてとにかくピリッと辛いです。でも香りがとてもよく、醤油漬けとか酢漬けにしたり、炊き込みご飯にするとおいしいです。地元でもそんなに食卓にあがる生姜ではなく、ちょっと高級な生姜のイメージがあります。
そんな出西生姜を加工した商品もいろいろあるのですが、おすすめなのが來間屋生姜糖です。生姜糖は、出西生姜と上白糖を煮立てた商品で甘い中にピリッとした生姜を感じます。この來間屋生姜糖は江戸時代から手作りだそうです。
昔は生姜糖が辛くて好きではなかったのですが、久しぶりに食べてみたら「甘い中にピリッとして美味しいかも」となりました。生姜湯は甘すぎて苦手なのですが、生姜糖は好きになりました。
また、生姜紅茶もよくお土産としてみかけます。何度かいただいたことがありますが、こちらも紅茶と生姜のピリリとした感じがよく合いますので紅茶好きな方はぜひ試してみてください。
出雲大社のお土産はほかにもたくさんありました
出雲大社の神門通りにも、出雲市駅にも、道の駅などにもまだまだたくさんお土産がありました。ほかにも紹介したい商品はあるのですが、今回は購入した商品が持ちきれないため断念しました。
現地に行ったら食べ歩きもしたいし、出雲大社も参拝したいしであっという間に時間が過ぎてしまうと思います。お土産を買いきれなかったら、ぜひここからお土産買ってみてください。でも、できたら現地で手に取ってほしいかなと思います!
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